建替えへの準備

 マンション建替えの一般的な流れのプロセスは、区分所有法における「建替え決議」(=4/5以上の賛成による成立)の前後で大きく2つに分かれます。前が合意形成の段階、後が事業実施の段階です。

準備から検討段階

検討段階~建替推進決議

 検討段階では、理事会の諮問機関である「再生検討委員会」などの組織を中心に、場合によってはコンサルタントなど外部の専門家の力を借りながら、修繕改修、建替えなどの複数の再生方法を比較検討し、再生の方向性を見極めることを目標とします。一定の検討が終わった段階で、臨時総会などを開催して決議により方向性を決定します。建替えを本格的に検討する場合は、この決議を「建替え推進決議」と呼ぶのが一般的です。決議の要件に法的な定めはありませんが、ここでは「建替え決議」(4/5)を取る前段階と位置付けて、3/4の特別決議を目標とします。 建替えありきとの誤解を受けないため「再生方針決議」と呼ぶケースも増えてきました。

建替え推進決議から「建替決議」まで

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